赤ちゃんがミルクを吐きすぎて心配になる・・・でもそれ、新生児ならデフォルトです！

新生児のときに、心配だったこと。

それは、ミルクをすぐに吐いてしまうことでした。

本当に簡単に、けぽっ、とミルクを吐くのが赤ちゃん。

なので、吐く回数というよりも、一度に吐き戻す量に気をつけてあげれば問題なしです。

私も、こんなに頻繁にミルクが口から出てきて大丈夫なの？！とそれはもう、心配していました。
だって、気がついたらすぐに口元からたらーっ、とミルクが・・・。

でも、大丈夫です。

新生児なら、ちょびっとのミルクを吐き戻すのなんて、デフォルトです！

1年経って、過去の私に声を大にして伝えてあげたいです。

大量に吐いて体重が増えない、ぐずりっぱなし、などの明らかな体調不良でなければ、心配しすぎなくてOKです。

赤ちゃんがミルクを吐くのは胃の形のせい

そもそも、生まれてすぐの赤ちゃんの胃は、大人とは形が異なります。

簡単に言えば、徳利（とっくり）みたいな形をしています。

つまり、徳利が液体を入れた状態で横倒しになっていると考えてみてください。

それは・・・ちょっと押されれば出る。ちょっと向きが悪ければ、出る。

当たり前ですよねｗ

加減がわからず飲みすぎれば、吐きやすくなります。

また、ゲップがうまく出なければ、同じように吐きやすくなります。

ほら、こう聞くだけでも、吐き戻しなんて・・・デフォルトって言われても納得いきませんか？

どんな吐き方は胃の形のせいと言える？

では、どんな吐き方であれば心配ないのでしょうか。

子育て用語で言えば、「溢乳（いつにゅう）」という状態がそれです。
授乳後に、少量口から出てしまうことを言います。

他に、こんな目安で見てもOKです。

この程度であれば、ただ胃の形のせいで逆流した程度、と考えてOKです。

逆にどんな吐き方だと、病気を疑うべき？

ただし、吐き戻ししやすいとはいっても、大量に吐くことが続く場合は病気の可能性もあります。

例えば、ウィルス性の急性胃腸炎などにかかると、嘔吐や下痢の症状が出ます。

新生児と言っても、病気にかかる可能性は十分にあります。

以下の場合は早めに病院に相談した方がいい症状です。

また、嘔吐だけでなく便の状態もよくチェックしましょう。

といっても、新生児の時期はうんちもゆるゆるなので、下痢なのかどうかわからないよ、と思いますよね。

でも、下痢の場合は少し透明だったり（水っぽい）、酸っぱい匂いがしたり、いつもと明らかに違うので気が付きやすいです。
また、血便や真っ白な便もおかしいのですぐに気が付きます。

少量の吐き戻しなら対策を色々と試してみよう

我が子もけぽっ、と吐く程度のことは毎日のようにあったので、色々と対策を試してみました。

いくつか効果があったかな、と思うものなどをご紹介しますね。

げっぷをうまく出す

簡単に言うなよ、と思いますよねｗ

げっぷを出させるのは、結構たいへんです。
特に、新生児の頃は怖くて肩抱きなんてできないですよね。

わかります。私も結局、肩抱きでゲップをさせたことはありませんｗ

顔と体が自分に向き合うようにして、膝に縦に座らせるように抱っこすると出やすいです。
いわゆる、縦抱き、ですね。
体を縦にすることを意識していれば十分かな、と私は思います。

優しく、背中をなでてあげて、出ればOK。
出なければ、ある程度抱っこしてあげて、諦めたってOKです。

ただ、げっぷが出せれば少しは吐き戻しの回数が減ったのは事実です。

なので、げっぷを出せるように促す動作は必ずしてあげてください。

げっぷが出ないなら、少し頭を上げて寝かせる

これは、産院でベテラン助産師さんが教えてくれたのですが、少し背中から頭を斜めに高くしてあげるだけでもいいそうです。

タオルや授乳枕などを背中や頭に入れるだけ。

案外簡単ですが、コレも結構効き目がありました。

徳利みたいな胃の形ですから、少し縦にすると吐き戻し防止になるのは納得です。

また、寝返りなんて殆どしませんが、げっぷなしだと吐き戻したものが喉に詰まってしまうのでは、と心配ですよね。

そんなときには、あえて少し横向きに寝かせて、寝返りしないように背中側に長細く丸めたタオルを置いておくといいですよ。

その時に、下側になっている手を手前に伸ばしておくと、前側に倒れこむこともないので安心です。

我が家は、それで授乳後のお昼寝をさせるようにしていました。

特に、自分も一緒に寝たいときなどには安心できましたよ。

飲み過ぎかどうかなんて気にしすぎないで

私も当時はよくインターネットで色々と調べていたのですが、飲みすぎで吐く、という記事も見かけました。

そりゃそうでしょうよ。大人でも吐きますよ。

そんな気分になったのを覚えています。

ましてや、母乳の出がいまいちだったり、娘の体重があまり増えなかったりで、授乳量には敏感だった私。
心がすさんでいたに違いありませんｗ

特に、本当に子育てしているのかどうかも怪しい、ライターさんが書いたような記事が上位に出てくることが多かったので・・・余計に納得がいかなかったんだと思います。

とっても小さな赤ちゃんですから、僅かな量しか飲めないのはよくわかります。

ミルクなら明らかに量が目で見てわかるのですが、母乳となるとどの程度飲んだかなんてわかりません。

病院にいたときのように、飲む前と飲んだあとでグラム単位で体重を測ればいいのでしょうが、自宅ではなかなかそうもいきません。

なので、飲み過ぎかどうか、なんて気にしすぎなくていい、と私は個人的に思うのです。

私も、新生児の頃は混合で育てていたので、母乳がどのくらいかなんてわからないままに、ミルクを足していました。

ミルクの量を増やしたその日に吐き戻しが多ければ、ミルクが多いのかな、と思えばいい。

吐き戻しても、すぐにおなかすいた、と騒がなければ、少し多かったのかしら？と思えばいい。

そのくらい、溢乳程度の吐き戻しなら、ゆるーく見守れば大丈夫です。

気にしすぎて、体重を測るスケールをリースで借りようとしていた過去の私にそっと伝えてあげたいですｗ

結局、1歳になった今でも我が子は体重が伸び悩んでいます。

でも、見た目も様子もとっても元気。食べる量も申し分なしです。

もはや、どんなに食べても太らない、女子としてはとっても羨ましい体質なのだな、と思うことにしていますｗ

頑張り過ぎちゃうのが親ですが、無理しないで！なんだかんだで子どもは育つから！と言ってあげたいな。